アリストテレス(前384-前322)
プラトンの最大の弟子でアレクサンドロスの家庭教師。イデア説を克服し、体系的哲学を構築。その関心は哲学にとどまらず、万学の祖といわれる。後世イブン=ルシュド(アヴェロエス)らのイスラム哲学に大きな影響を与え、それが12世紀にアラビア語からラテン語に翻訳されて西欧に伝わってスコラ哲学に影響を与える。アテネにリュケイオンの学園をひらくが、アレクサンドロス大王死後、マケドニアに反旗を翻したアテネから追放され、翌年死んだ。ところで、その死に関してはアテネを追放されてエウリポス海峡にいたり、海峡の潮流の不思議な動きが不可解で「エウリポスよ、わたしをのみこめ。わたしはおまえを理解することが出来ないから」といって身を投げて死んだという伝説がある。(この部分『人間臨終図鑑』参考)
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