鄒衍(前305-前240)
天地万物は
陰陽
二つの性質を持ち、その消長によつて変化する(日・春・南・男などが陽、月・秋・夜・女・北などが陰)とする
陰陽説
と、万物組成の元素を土・木・金・火・水とする
五行説
とをまとめ、自然現象から世の中の動き、男女の仲まであらゆることをこの
陰陽五行説
によって説明。彼の説は占いや呪術とも結びついて後世に多大な影響を与えた。どれほど影響があるかは「陽気」「陰気」という言葉や、曜日の名前を思い浮かべればすぐわかる。