オリンピア
オリンポス12神の筆頭である主神ゼウスを祀る神域。前8世紀より4年ごとにゼウスを祀るための競技が開催された。これが古代オリンピックである。神域には競技場の他、ゼウスの后である女神ヘラや、ゼウス神の神殿が次々に造営され、前5世紀後半にはフィディアスによって黄金と象牙からなる高さ12.4メートルのゼウス神像(世界七不思議の一つに数えられた)が製作された。ローマ時代にも競技は続けられたが、キリスト教を国教としたテオドシウス帝が発布した異教祭祀禁止令によって古代オリンピック競技は廃止された。