八大山人(1625-1705)
清初の
南宗画
を石涛と共に代表する画家。明の王族出身で、明滅亡後は出家して高僧として名をなしたが55歳の頃狂人を装って還俗し、画作を始める。唖者のふりをしたり、酒に酔いながら画作したりと、数々の奇行で知られ、またその絵の多くは子供や貧乏人に与えてしまったといわれる。70歳を過ぎて石涛と交遊したことが知られているが、晩年は明らかでなく、80歳頃没したらしい。