ダヴィド(1748-1825)
18世紀末から19世紀初めにかけてフランスの宮廷中心に発展した古典主義絵画の代表者。フランス革命にも参加。有名な「テニスコー卜の誓い」や,ジャコバン派の指導者マラーの暗殺を描いた「マラー」,処刑直前のマリーアントワネッ卜のスケッチなど、フランス革命関係の資料によく出てくる絵は彼の手によるものである。国民公会議員としてルイ16世の処刑にも賛成票を投じ、テルミドールの反動でロベスピエールが倒れたときには連座して投獄されている。ナポレオンが政権を握ると、その首席宮廷画家となり、フランス画壇に君臨。「ナポレオンの成聖式と皇后の戴冠」などを描いた。