郭守敬(1231-1316)
中国元代の科学者。世祖フビライに仕えて水利・土木事業に功績を上げて信任される。やがて当時使用されていた大明暦のずれが大きくなってくると、1276年、改暦の責任者に任命。イスラムの天文学の成果をとりいれ、計算に加えて、各種観測器具も使い、ついに1280年、中国王朝史上最も正確な
授時暦
を完成した。授時暦は日本でも研究されて、江戸時代の
貞享暦
に大きな影響を与えている。