アイスキュロス(前525-前456)
前5世紀、アテネがペルシア戦争に勝利し、全盛期を迎えた時代に活躍したギリシア三大悲劇詩人の一人。マラトンの戦いにも参加し、それを生涯の誇りとする。最古の作品である「ペルシアの人々」は,ペルシア戦争のサラミス海戦でのクセルクセス遠征軍とその敗北が題材。また自作の上演にあたっては、自ら俳擾として演じたことが知られている。代表作『アガメムノン』はトロヤ戦争の総大将でありながら、勝利して帰国した時、従兄弟と、従兄弟と浮気していた妻の両人に殺されるアガメムノンと、その息子で母と叔父を倒して父の仇を討つオレステスの伝説に取材したものである。
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