昭明太子(501-531)
仏教の保護者として有名な南朝梁の建国者武帝の長子で皇太子であったが、数え年31歳の若さで没している。博学で知られ、周以来の優れた詩文を集めた『
文選
』を編纂。この書は中国知識人の必読書となり、日本にも奈良時代に紹介されて、以後大きな影響を与えた。