プラクシテレス(前390-)
前4世紀にアテネで活躍した彫刻家で、前5世紀のフィディアスと並び称される。女神を裸体で表現することを試み、自分の愛人である美妓フリュネをモデルに、入浴するヴィーナス像などのヴィーナス像を製作したことで有名。その中でもクニドスという港町の神殿に飾られたヴィーナス像は、大評判をよんで、遠来の地からも多くの人がクニドスを訪れたという。ただし、現存する唯一の作品(模作説もあるが)として残るのは男性神であるヘルメス(よりによって男根崇拝に由来する神じゃないかという話がある)「ヘルメス像」である。なんだかとっても残念。
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