プトレマイオス(2世紀活躍)
ギリシアで活躍した地理学者・天文学者。経度と緯度を使用した世界地図を作成。また、それまでのギリシア・オリエントの天文学の知識をまとめ、「天文学集大成」を著す。この書は西ローマ帝国崩壊後の西欧世界では失われていたが、イスラム世界ではアラビア語に翻訳されて『アルマゲス卜』と題され、後にそれが西欧に翻訳されて中世天文学の権威とされた。しかし、この書で彼が採用したのが、アリスタルコスの地動説ではなく天動説であったため、天動説がカトリック教会の公認教理となり、ルネサンス期に多くの悲劇を招くことになる。
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