◇以下のルネサンスに関する問題について,正誤問題は「正しい」か「誤り」を,四択問題は正しい選択肢を選びなさい。
1.東方貿易による繁栄がイタリアルネサンスの背景にあった
2.古代ローマ帝国の遺物の存在や,都市共和国の政治的自由も背景となった
3.ビザンツ帝国の滅亡前後の学者の移住が,ギリシア古典文化への関心を高めた
4.ペトラルカは14世紀に活躍した人文主義者で,イタリア語の叙情詩を残した
5.トスカナ方言で『神曲』を著し,ルネサンスの先がけとされる人物は誰か
5.フィレンツェの人で『デカメロン(百物語)』で短編風刺小説の先駆となった人物は誰か
6.マキャヴェリは「君主論」で徳治主義を主張し,君主はまず人格者であれと説いた。
7.「愚神礼賛」でカトリック教会の腐敗を諷刺したエラスムスは,ルター宗教改革の熱心な協力者となった。
8.「ガルガンチュアとパンタグリュエル」で“したいようにせよ”と社会を諷刺したフランスの人文主義者は誰か
9.ユグノー戦争の世相を背景に鋭い人間批評の随筆を残したフランスの人文主義者は誰か
10.写実的な絵画表現はマサッチョによる先駆的な試みの後,ジョットの遠近法によって確立された
11.ブルネレスキが設計した聖ピエトロ大聖堂建築のための贖宥状発行が宗教改革の契機となった
12.14世紀に「カンタベリ物語」を著したイギリスルネサンスの先駆的作家は誰か
13.「ドン・キホーテ」で騎士が没落する時代を寓意的に批評したスペインの作家は誰か
14.エリザベス女王期に活躍した劇作家シェークスピアの作品ではないものは,次のうちどれか
15.「ヴィーナスの誕生」や「春」でボッティチェリは異教の神や女性の肉体美を描いた
16.ミケランジェロはダヴィデなどの彫刻や,システィナ礼拝堂の「最後の晩餐」の壁画で有名である
17.ダ・ヴィンチ,ミケランジェロと並び称される画家ラファエロは,聖母子像などで有名である
18.「モナリザ」で有名なダ・ヴィンチは,フランスのフランソワ1世の宮廷画家となった
19.フランドル地方では,ファン・アイク兄弟が油絵を開始した
20.フランドル地方の農民生活を描いたことで知られる画家は誰か
21.「四使徒」や銅板画で知られるルネサンス期ドイツの画家は誰か
22.ヘンリ8世の宮廷画家で,「ヘンリ8世」「エラスムス」「トマス・モア」の肖像画を描いた画家は
23.ギリシア出身でスペインで活躍した画家で,宗教的幻想画を描いた画家は
24.『天球回転論』で地動説を主張したポーランドの聖職者は
25.地動説を主張し,宗教裁判で異端とされて火刑となったイタリア人は
26.『天文対話』で地動説を擁護し,自作の望遠鏡による天体観察も行ったイタリアの学者は
27.地動説に基づき,惑星運行の法則を発見したドイツの天文学者は
28.イタリアルネサンスの中心はローマからフィレンツェに移行した。
29.商業革命により経済の中心が地中海から大西洋岸に移行したことは,イタリアルネサンス衰退の一因となった。
30.イタリア戦争でイタリアが荒廃したこともイタリアルネサンス衰退の一因となった
31.イタリアは中産市民層が未発達でルネサンスは権力者の保護を受けたため,社会改革運動にはいたらなかった。
32.火薬の伝来による火砲の普及は,戦術の変化をもたらし騎士階級の没落を促した
33.羅針盤の改良で遠洋航海が可能となり,新航路の開拓につながった
34.グーテンベルクによる金属活字の活版印刷術は,宗教改革の新思想普及などに貢献した